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〒803-0845
福岡県北九州市小倉北区上到津2-3-38

TEL:093-571-3616

北九州市小倉北区の循環器内科、漢方内科、糖尿病内科なら土倉内科循環器クリニック

漢方内科

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漢方内科

私は循環器内科が専門でありますが、飯塚病院の漢方診療科に7年間勤務し、漢方専門外来を担当しておりました。 当院の特徴としては、

  • 専門性の高い本格的な漢方治療だけでなく、必要に応じて西洋医学的な検査や治療もご提案できる
  • 漢方治療としてエキス製剤(粉薬)だけでなく、効果の高い煎じ薬(生薬)も扱っている
ことだと思います。

他の病院へ通院している場合も、特に紹介状の必要はなく、当院での併診が可能です。
どんな症状でも東洋医学的なアプローチは可能ですので、お気軽にご相談ください。

1 患者さんそれぞれの病態に合ったオーダーメイドの漢方治療

東洋医学的な見方(診断)をすれば、ほとんどの方に何かしらの偏りが見られます。その偏りを参考に、困っている症状や疾患にアプローチしていくため、あらゆる病態に対応できます。
特に漢方が得意だと思われる分野は、風邪や感染性胃腸炎などのウイルス性疾患、胃腸疾患(食欲不振、過敏性腸症候群、下痢、腹痛、膨満感)、冷えが関連する症状、月経関連疾患(月経痛、月経に伴う頭痛・にきび・イライラ)、ストレス性疾患などがあります。
当院は、エキス製剤(粉薬)だけでなく、煎じ薬(生薬)も保険診療で扱っておりますので、患者さんそれぞれの病態に合ったオーダーメイド治療ができます。

2 患者さんにとって漢方治療のメリット

漢方薬は植物や鉱物など自然なもので構成されており、より体に優しい治療ができます。よく世間では、「漢方は長く飲まないと効かない」というイメージがあるようですが、風邪などには30分以内、その他の疾患でも数日以内に効果が現れることも少なくありません。
漢方は西洋医学とは異なった視点でのアプローチですので、西洋薬で改善が乏しい例にも著効することや、一つの漢方薬でさまざまな症状が改善することもあります。もちろん西洋薬との併用も可能です。また、症状の緩和だけでなく、根本から治す体質改善の効果もあります。

3 どんな症状でもご相談ください

私はこれまで西洋医学と東洋医学をほぼ同じ期間に学びました。そこで強く感じたことは、「人間にはどちらの医学も必要である」ということです。確かに日本の現代医学のなかで、東洋医学は必須ではありません。しかし、西洋医学では治療困難な分野でも、東洋医学で容易に治る場合が少なくありません。
医師は漢方薬を処方できる資格がありますが、実は漢方の教育はほとんどありませんし、漢方専門医であっても漢方に精通している医師はごく少数です。もし一般的な治療でも症状が残っている場合には、ぜひ一度、ご相談をして頂ければと思います。

漢方内科一覧

漢方診療の流れ

  • 漢方診断に必要な問診表を記入して頂きます。
  • 医師が問診、漢方医学的な診察(舌・脈・お腹)を行い、処方を致します。お腹の診察を致しますので、服装にご注意ください。
  • 初めは2週間毎に再来して頂き、処方の調整を行います。ある程度処方が定まれば2週間~1ヶ月毎の診察になります。
    疾患にもよりますが、お薬が合えば、通常は2週間~1ヶ月程度で何かしらの症状の改善が見られます。
    「漢方薬はいつまで飲めばいいか?」については、「体質が改善されるまで」になりますが、通常は「半年から1年以上」の場合が多いです。
  • 漢方薬は副作用が少ないと言われておりますが、ゼロではありません。副作用チェックとして、定期的に採血をさせて頂いております。

漢方診療 問診表

当院へ来院し漢方診療を希望された場合、こちらの問診表に記入して頂きます。
予め、印刷して頂き、記入後持参して頂ければ待ち時間の短縮になります。
こちらをクリックすると問診票がダウンロードできます。

漢方薬服用の注意事項

~漢方薬をお飲みになる患者様へ~

  • 出来ればお湯に溶かして服用して下さい
    (特に風邪薬や体を温めるタイプの漢方薬は効果が高まります)。
    しかし、「お湯に溶かすと飲みづらい」「手元にお湯がない」などがありましたら、溶かさずにそのまま服用されても構いません。その際も温かいもの、あるいは常温で服用することをお勧め致します。
  • 服用のタイミングは、基本的に食前や食間の空腹時が望ましいとされております。それは漢方薬が食べ物と胃の中で混ざることで効能が落ちる可能性があるといわれているためです。しかし、臨床的にはその違いをあまり実感することは少なく、飲み忘れが少ない方法であればいつ内服して頂いても構いません。
    例えば、「朝、夕、寝る前」などでも構いません。
  • 大事なのは、「1日分を1日の中で飲みきって頂く」ことです。
  • 基本的に漢方薬と西洋薬は一緒に服用して頂いて構いません。
  • 副作用は少ない頻度ですが、肝機能悪化、むくみ、血圧上昇、胃もたれなどがありますので、その際はすぐに中止してください。

費用について

  • 当院での診察料、薬局での調剤料などは通常と同様です。
  • お薬代に関しては下記になります。漢方薬もすべて保険が適応されます。

例:補中益気湯1日3回の28日分の場合
・エキス剤(粉薬)7,872円→3割負担2,361円、1割負担787円
・煎じ薬 (生薬)8,320円→3割負担2,496円、1割負担832円
*薬局に煎じて頂く場合(真空パック):手数料70円/日×28日分+送料が追加

漢方Q&A

準備中

漢方医の耳寄り情報

風邪のひき始め

【気をつける病気】
細菌性疾患(肺炎、溶連菌性咽頭炎、扁桃周囲膿瘍など)、インフルエンザ、副鼻腔炎、百日咳、結核など

【漢方薬】

寒気・発熱から始まる風邪
  • 葛根湯(かっこんとう)1番
    平たく言うと、「風邪のひき始めにとりあえず葛根湯」はアリだと思います。後頚部の凝りがあれば効きやすいといわれておりますが、なくても効きます。
    高齢者、虚弱者、冷え性、発汗後の場合は適応外のことが多いので気をつけましょう。
  • 麻黄湯(まおうとう)27番
    葛根湯よりも症状が強い場合に使います。例えば、寒気、発熱以外に関節痛や筋肉痛を伴う場合などです。インフルエンザの治療薬として有名ですが、それはインフルエンザの症状が麻黄湯の適応症状に似ているからです。よって、インフルエンザでも症状が異なれば他の漢方薬を使いますし、インフルエンザでなくても麻黄湯を使用することもあります。適応外の内容は葛根湯と同様です。
  • 麻黄湯(まおうとう)27番+越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)28番
    麻黄湯よりも症状が強い場合に使います。例えば、寒気、発熱、関節痛以外に「体がきつくて動けない」などの倦怠感がある場合です。高熱のことが多く、インフルエンザでもよく使用されます。適応外の内容は葛根湯と同様です。越婢加朮湯がない場合には麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)55番や五虎湯(ごことう)95番で代用可能です。
鼻水(水様性)から始まる風邪
  • 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)19番
    「鼻水の風邪にとりあえず小青竜湯」はアリだと思います。効果不十分の場合、冷え性でない人には石膏の入った漢方薬(越婢加朮湯28番、麻杏甘石湯55番、五虎湯95番、桔梗石膏コタロー324番など)を、冷え性の人には麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)127番を合わせましょう。
  • 麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)127番
    温める作用が強く、冷え性の人には小青竜湯よりも麻黄附子細辛湯の方が効くことが多いです。効果不十分の場合、小青竜湯を合わせましょう。
喉から始まる風邪
  • 葛根湯(かっこんとう)1番+小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)109番
    喉から始まる風邪で咽頭痛が強い場合に使用します。冷え性の人には長期使用を控えましょう。
  • 麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)127番
    咽頭痛は軽く、「イガイガする」と表現することもあります。温める作用があるため、冷え性の人に適します。
  • 桂麻各半湯(けいまかくはんとう)東洋37番
    咽頭痛は軽く、冷え性でない人に使用します。桂枝湯(けいしとう)45番+麻黄湯27番でも代用できます。
  • 桔梗湯(ききょうとう)138番
    風邪自体を治すというよりは、トローチのように咽頭痛を軽減させます。甘くて飲みやすく、喉に直接作用しますので、「お湯に溶かしてガラガラごっくん」がお勧めです。
咳から始まる風邪
  • 五虎湯(かっこんとう)95番
    咳から始まる風邪で冷え性でない人に使用します。
  • 桂枝加厚朴杏仁湯(けいしかこうぼくきょうにんとう)東洋28番
    咳から始まる風邪で冷え性の人に使用します。麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)127番を合わせた方がよく効くことが多いです。
  • 麦門冬湯(ばくもんどうとう)29番
    上記で効果不十分な場合や喉の乾燥がある場合に使用します。風邪の初期よりは少し経過してからの方が適応になることが多いです。風邪自体を治すというよりは喉を潤して咳を止める働きがあります。
上記以外の風邪のひき始め
  • 葛根湯(かっこんとう)1番
    冷え性でない人で、例えば「なんか風邪をひいたみたい」といった症状にも使用します。
  • 真武湯(しんぶとう)30番
    冷え性の人に使用します。葛根湯の冷え性タイプともいわれていますが、冷え性の風邪は咽頭痛や鼻水を伴っていることが多いため、上記の麻黄附子細辛湯の方が使用頻度は高いです。
  • 参蘇飲(じんそいん)66番
    主に高齢者に使用することが多いです。
注意事項
  • 「風邪は早めに仕留める」が原則です。初日は時間をつめて服用した方がよい場合があります。また、白湯に溶かして飲んだ方がキレは良いです。
  • 風邪を早く治すためには養生が欠かせません。速やかに体を温かくして寝ましょう。
  • 多くの風邪の漢方薬に含まれている“麻黄”を飲みすぎると胃もたれや口渇などが起きる場合があります。その場合は服用回数を減らしましょう。
  • 風邪症状が一つでない場合は、その症状に応じて漢方薬を組み合わせましょう。
  • 上記の“冷え性”とは手足の末端だけが冷えるというよりは体全体が冷えるのが典型的です。寒がりで冷房が苦手、温かい飲食物を好む傾向にあります。風邪の場合、「普段はあまり冷え性でないが、風邪をひいてから体が冷える」という時にも冷え性の漢方薬が合うことが多いです。
  • 東洋社の製品はトウモロコシデンプンが入っているため熱湯で固まります。少し冷ましてから混ぜるか、水で溶かしてお湯を入れましょう。

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風邪をひきやすい

準備中

食欲がない

【気をつける病気】
消化器疾患(慢性胃炎、胃潰瘍、胃癌など)、感染症、悪性腫瘍、甲状腺機能低下症、うつ病など

【漢方薬】

  • 六君子湯(りっくんしとう) 43番
    食欲低下に使用する頻度が高い漢方薬です。漢方独特の概念ですが、“胃の水毒”の体質である場合に効果を発揮します。“胃の水毒”には「(胃と舌は繋がっているため)舌がむくんで歯型がつく(写真1)」「水を飲むと胃でチャポチャポと音がする」などの徴候があります。もともと胃が弱く、もたれやすい体質の方が多いです。

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  • 人参湯(にんじんとう) 32番
    もともと冷え性で胃腸が冷えている方には人参湯を使用いたします。生姜を蒸して乾燥させた乾姜という生薬が含まれており、胃腸を温めながら、胃腸の働きを高めます。また、お腹全体を触ったときに、胃のあたりが特に冷たい方にも効きやすいといわれております。
  • 茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう) 116番
    ストレス性には茯苓飲合半夏厚朴湯を使用いたします。もともと胃が弱い方でなくても、何かしらのストレスで食欲が低下いたします。早期飽満感(食べるとすぐにお腹いっぱいになる)、げっぷ、喉のつまった感じなどを伴うことが多いです。

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〈食欲がない〉の【漢方症例】はコチラをご覧ください

胃が痛い

準備中

お腹が痛い

準備中

下痢をしやすい

準備中

便秘

【気をつける病気】
大腸癌、腸閉塞、炎症性腸疾患、過敏性腸症候群、薬の副作用など

【便秘の漢方薬の特徴】
特徴は「便秘の漢方薬には腸管蠕動を調節する生薬が含まれていることが多い」です。例えば、枳実・山椒・山梔子などには腸管蠕動促進作用、芍薬・厚朴などには鎮痙作用(腸管の異常痙攣を緩める→腹痛や腹満の緩和)があり、①西洋薬では腹痛や下痢になる(虚弱者の便秘)、②通常の治療でも便が出にくい(難治性便秘)、③便秘と下痢を繰り返す(過敏性腸症候群)などの排便困難に漢方薬は有用です。また、年齢で使用する漢方薬が異なる傾向もありますので参考にされてください。

【漢方薬】

  • 麻子仁丸(ましにんがん) 126番 下剤の強さ☆☆☆
    高齢者の難治性便秘に第一選択となります。麻子仁丸には“腸管蠕動促進作用の枳実”、“鎮痙作用の芍薬・厚朴”、“瀉下作用(便を出す)の大黄”、“潤腸作用(腸内を潤し滑らかにする)の麻子仁・杏仁”などが含まれており、腸内が乾燥しやすい高齢者の総合便秘薬と言えます。コロコロした兎糞状の便秘にもよいとされています。
  • 通導散(つうどうさん) 105番 下剤の強さ☆☆☆
    若年〜中年者の難治性便秘に第一選択となります。通導散には“腸管蠕動促進作用の枳実”、“鎮痙作用の厚朴・芍薬”、“瀉下作用(便を出す)の大黄・芒硝”、“駆瘀血作用(血行不良改善)の蘇木・当帰・木通・紅花”などが含まれており、食生活の乱れが多い若年〜中年者の総合便秘薬と言えます。駆瘀血作用は女性の月経関連症状(月経痛・頭痛・にきびなど)にも効果を示します。
  • 大建中湯(だいけんちゅうとう) 100番 下剤の強さ☆
    冷え症の方の便秘に第一選択となります。大建中湯には乾姜(生姜を蒸して乾燥させたもの)や山椒といった温める生薬が含まれており、“腸管を温めて腸管蠕動を正常化させる”働きがあります。よって腸管が冷えたことが原因で起きるさまざまな腹部症状(便秘・下痢・腹痛・腹部膨満)に良い適応となります。冷たい飲食物の摂取や冷房などの寒冷刺激で悪化する、カイロや腹巻きで温めると緩和するような腹部症状には腸管の冷えが関与しており、大建中湯が適応になります。特に寒冷刺激で悪化する過敏性腸症候群には非常に有用です。また、下剤効果としては弱いため、難治性便秘の場合は他の下剤と併用する場合もあります。
  • 桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう) 134番 下剤の強さ☆☆
    “便秘するとお腹が張るタイプ”の便秘に第一選択となります。若い女性が対象となることが多いようです。“瀉下作用(便を出す)の大黄”や“鎮痙作用(腹痛や腹満の緩和)の芍薬・甘草”が入っているため、大腸刺激性の下剤で腹痛がある場合に有用です。便秘が軽い場合は1/2包などの調節が必要になります。
  • 小建中湯(しょうけんちゅうとう) 99番 下剤の強さ☆
    小児の便秘に第一選択となります。便秘だけでなく、腹痛・腹満・下痢(過敏性腸症候群も含む)にも有用ですので、“小児の腹部症状にはとりあえず小建中湯”となることが多いです。味は比較的飲みやすいですが、蜂蜜(1歳以上)やジュースなどで工夫して頂いて構いません。量は0.2〜0.4g/kg/日(15g/日タイプなので)程度になりますが調節可能です。
  • 四逆散(しぎゃくさん) 35番 下剤の強さ☆
    中高生や過緊張タイプの便秘、過敏性腸症候群に第一選択となります。自律神経調節作用・抗ストレス作用の柴胡、さらに腸蠕動を調整する枳実・芍薬・甘草が含まれているため、大人でも緊張やストレスで便秘、腹痛、下痢などがある場合に有用です。交感神経過緊張タイプが多いので手汗をかきやすく、腹部所見としては腹直筋の緊張が目立つ傾向にあります。

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〈便秘〉の【漢方症例】はコチラをご覧ください

お腹がはる

準備中

過敏性腸症候群

便秘」の項目を参照されてください。

冷え性

準備中

しもやけ・末端冷え性

【気をつける病気】
原発性レイノー症候群、強皮症、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、混合性結合組織病などの膠原病、閉塞性動脈硬化症、甲状腺機能低下症など

【漢方薬】

  • 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)38番
    末梢循環を改善させる漢方薬で、しもやけ・末端冷え性の第一選択となります。鎮痛作用もありますので、「冷え性の方の痛み」「冷えると痛い」といった頭痛、生理痛、腰痛などにも使用します。難点は苦いことです。
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)23番
    末梢循環を改善させるだけでなく、水の巡りも改善させます。よって、むくみやすい、曇天(低気圧)時に頭痛がある、めまいなどの症状があれば、当帰芍薬散の方が良いかもしれません。製薬会社によっては錠剤もあります。
  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)25番・125番
    「手足の末端は冷えるが、からだ本体は暑がり」という場合には桂枝茯苓丸が良いです。

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月経に伴う症状(月経痛、頭痛、にきび、イライラ)

準備中

頭痛

【気をつける病気】
クモ膜下出血、頭蓋内出血、脳腫瘍、髄膜炎、副鼻腔炎、帯状疱疹など

【頭痛の漢方薬の特徴】
頭痛の漢方薬のアプローチとして、「どのような状況で頭痛が起きるか?」が重要です。例えば、低気圧(曇天や台風)時、月経周期、肩こり(緊張型)、冷え、起床時などが特に漢方薬が得意としているパターンになります。このパターンに当てはまる場合には積極的に漢方薬を活用しましょう。漢方薬の多くは“頭痛が起きやすい体質”を改善する効果があり、一般的な頭痛薬が減らせることも少なくありません。

【漢方薬】

  • 五苓散(ごれいさん) 17番
    低気圧時の頭痛に第一選択となります。低気圧時の頭痛には微小な脳浮腫が関係しているといわれており、五苓散には抗浮腫作用があるため効果が期待できます。頭痛の頻度が少ない場合は頓用でも構いませんが、繰り返す場合には定期的な服用をお勧めします。量を増やすことで効果が高まるため、頭痛時には倍量を服用することもあります。また、漢方の特徴として低気圧時の症状はすべて病態が共通であるため、頭痛だけでなく低気圧時の目眩や倦怠感などにも用いられます。
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) 23番
    低気圧時と月経周期の頭痛に対応します(五苓散の成分が半分含まれています)。暑がりの方には適しません。月経痛や月経不順など、その他の月経関連症状にも効果が期待できます。
  • 加味逍遙散(かみしょうようさん) 24番
    特に女性の緊張型頭痛に第一選択となります。自律神経調節作用(主に交感神経を緩める)や精神安定作用があるため、頭痛や肩こりだけでなく、イライラしやすい、不眠がある、ストレスが多い方などにも適します。また、月経周期の頭痛にも対応します。
  • 葛根湯(かっこんとう) 1番
    肩こり、首こりが主体の緊張型頭痛に使用します。葛根湯は風邪薬ですが、首や肩の筋肉を緩める働きもあります。体質改善効果はなく一時的な作用のため、基本的には頓用で使用します。
  • 呉茱萸湯(ごしゅゆとう) 31番
    嘔気を伴う激しい頭痛に第一選択となります。胃を温めて頭痛を和らげる漢方薬ですので、胃が冷えていて嘔気や胃もたれなどの“胃の症状”を伴う場合に適します。胃が冷えていない暑がりの方には適しません。味は苦い傾向にあります。
  • 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう) 38番
    冷え性の方の頭痛(あるいは冷房や冷たい飲食物の摂取などで冷えると悪化するタイプ)に使用され、月経周期の頭痛にも対応します。この漢方薬は末梢循環を改善し体の末端を中心に温め、痛みを和らげる作用があります。そのため、末端冷え性、しもやけ、月経痛などにも使用します。味は苦い傾向にあります。
  • 釣藤散(ちょうとうさん) 47番
    起床時・早朝時の頭痛に第一選択となります。なぜ釣藤散が起床時、早朝時の頭痛に効果があるのか不明ですが、不思議と効きます。高齢者が多い傾向にあります。六君子湯という胃薬が入っておりますので、食欲不振などを伴う場合にも有効です。

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〈頭痛〉の【漢方症例】はコチラをご覧ください

めまい

【気をつける病気】
末梢性前庭神経障害(メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎など)、中枢性 (脳卒中、脳血流循環不全など)、起立性調節障害、貧血、多系統委縮症、心因性など

【漢方薬】

  • 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)39番
    頭位性や起立性のめまいに第一選択となります。頭位性に関しては、耳鼻科疾患である良性発作性頭位めまい症が代表的ですが、疾患に限らず頭を上下や左右を向けた時に悪化するタイプが該当します。起立性に関しては、単純な立ちくらみや、児童にみられる起立性調節障害(立っていると気分が悪くなる、朝が起きられない)などが該当します。甘草の量が比較的多く、偽アルドステロン症に注意が必要です。
  • 真武湯(しんぶとう)30番
    浮遊感(ふわふわする)、動揺感(クラっとする)、斜行感(フラーっとする・斜めに歩いている感じ)といっためまい感、ふらつきに第一選択となります。体を温める漢方薬ですので冷え性が対象となりますが、冷えがない場合には次の五苓散を使用します。
  • 五苓散(ごれいさん)17番
    比較的急性期の激しいめまいの時に使用します。また、頭位性・起立性のめまいに苓桂朮甘湯で効果不十分な場合に追加をすることもあります。

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〈めまい〉の【漢方症例】はコチラをご覧ください

疲れやすい

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不眠

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息がしにくい

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準備中

鼻水・鼻づまり

【気をつける病気】
風邪、アレルギー性鼻炎(通年性、花粉症など)、副鼻腔炎、鼻茸、腫瘍など

【鼻水・鼻づまりの漢方の特徴】
原因が風邪やアレルギー性、あるいは寒冷刺激であっても、漢方では「鼻水」という病態に対しては同じタイプのお薬を使います(分析すると1つの漢方薬の中に抗ウイルス作用、抗ヒスタミン作用、温熱作用などが含まれています)。
注意点としては、西洋薬の必要性を見逃さないことでしょう(例:花粉症や副鼻腔炎など)。
鼻水・鼻づまりは、急性でも慢性でも、西洋薬と漢方薬を上手に使用することでより良い状態を目指すことができますので、ぜひ医師に相談しましょう。

【漢方薬】

  • 小青竜湯(しょうせいりゅうとう) 19番
    鼻水に頻用する代表的な漢方薬です。風邪でもアレルギー性鼻炎でも鼻水の症状があれば幅広く使用できます。小青竜湯で効果不十分な場合、①1包でなく2包で服用する②冷え性であれば附子の入った漢方薬(麻黄附子細辛湯127番、ブシ末)を合わせる③暑がりや鼻づまりを伴う場合には石膏の入った漢方薬(越婢加朮湯28番、麻杏甘石湯55番、五虎湯95番、桔梗石膏コタロー324番)を合わせるなどの選択肢もあります。麻黄が入っているため、胃もたれや口渇などに気をつけましょう。
  • 麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう) 127番
    小青竜湯よりも温める作用が強く、冷え性には麻黄附子細辛湯を使用します。効果不十分な場合には小青竜湯19番を合わせます。麻黄が入っているため、胃もたれや口渇などに気をつけましょう。
  • 苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう) 119番
    名前は構成生薬(茯苓、甘草、乾姜、五味子、細辛、半夏、杏仁)が由来となっております。中身が小青竜湯に似ている(番号も似ている)ため、使い方は小青竜湯とほぼ同様です。小青竜湯と大きく異なる点が麻黄の有無で、麻黄の入った漢方薬(小青竜湯や麻黄附子細辛湯)で胃がもたれる場合には苓甘姜味辛夏仁湯を使用します。
  • 葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい) 2番
    もともと葛根湯には排膿作用があるのですが、川芎と辛夷が加わることでさらに排膿作用が強まり、炎症や鼻閉にも効果のある漢方薬になっております。個人的には、大人よりも子供、炎症が軽度の副鼻腔炎や鼻閉に使用します。効果不十分な場合には桔梗石膏(コタロー324番)を合わせることで、さらに抗炎症作用が期待できます。
  • 辛夷清肺湯(しんいせいはいとう) 104番
    葛根湯加川芎辛夷よりも抗炎症作用が強く、副鼻腔炎や鼻閉に使用します。効果不十分な場合には桔梗石膏(コタロー324番)を合わせることで、さらに抗炎症作用が期待できます。

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〈鼻水・鼻づまり〉の【漢方症例】はコチラをご覧ください

しびれ

準備中

むくみ

準備中

腰痛

準備中

肩こり

準備中

こむら返り

準備中

こどもの疾患

準備中

皮膚疾患

準備中

漢方症例のご紹介

食欲がない

【漢方症例】~食欲がない~

60歳代女性
症状:食欲がない
病歴:以前から時々胃もたれを感じることはありましたが、持続はしておりませんでした。
2ヶ月前から食欲が低下し当院へ来院されました。
血液検査や胃カメラなどでは異常はなく、ストレスの関係性も希薄そうでした。
舌を見ると、表面は湿っており、むくんで歯型がついておりました(写真a)。
舌と胃は繋がっており、舌は胃の状態を反映しているといわれております。
このように舌がむくんでいる方の食欲不振には胃のむくみを取る作用の六君子湯が第一選択となります。
処方:ツムラ43番六君子湯(りっくんしとう)1回1包 1日3回 食前 14日分
経過:2週間後「漢方薬を飲んですぐにお腹が空くようになり、8割ぐらい食べられるようになった」。
1ヶ月後「食欲が元に戻った」と速やかに改善いたしました。


(写真a)

めまい

【漢方症例】~めまい~

60歳代女性
症状:めまい
病歴: 3ヶ月前から回転性めまいを自覚。めまいは朝起き上がった時、昼間は顔の向きを急に変えた時に悪い。また天気が悪い日にも調子が悪い。耳鼻科の薬を飲んでいるが改善しない。
処方:ツムラ39番 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)1回1包 1日3回
経過:1週間後「めまいは3割ぐらいに良くなった。朝起きた時、顔の向きなどでもめまいはない」。3週間後「めまいはなく調子よい」と経過良好。

50歳代女性
症状:めまい
病歴: 1年前からめまい (2〜3回/日,2〜3回/週) を自覚するようになった。めまいは動いている時にふわふわする、斜めに歩いてしまう感じ。
頭部MRIなどの検査では異常なかった。冷え性。
処方:ツムラ30番 真武湯(しんぶとう)1回1包 1日3回
経過:1ヶ月後「この1ヶ月間にめまいは1度だけだった」。以後,経過良好。

鼻水・鼻づまり

【漢方症例】~鼻水・鼻づまり~

4歳男児(17kg)
症状:鼻水、鼻づまり、繰り返す風邪
病歴:もともと鼻水や鼻づまりの傾向はあったが1年前に保育園へ行き始めてから、1ヶ月に1回は風邪をひいている。急に仕事を休んで小児科に連れていくことになるので困る。その度に抗生剤も内服している。
処方:ツムラ19番小青竜湯(しょうせいりゅうとう)1回0.5包 1日2回 食後 
経過:2週間後「リンゴジュースに溶かして蜂蜜を入れたら飲めた。鼻水は良くなったが、鼻づまりが残っている」。

処方:ツムラ19番小青竜湯(しょうせいりゅうとう)1回0.5包 1日2回 食後
ツムラ95番五虎湯(ごことう)1回0.5包 1日2回 食後
経過:1ヶ月後「鼻づまりもなく、調子はよい。子供も漢方をグビグビ飲んでいる。」
6ヶ月後「そういえば、漢方薬を飲み始めて風邪をひいていない。とても助かっています。」

便秘

【漢方症例】~便秘~

80歳代女性
症状:便秘
病歴:施設に入所してから便が出ない。酸化マグネシウム330mgを1日3回服用中だが排便がなく4日目に座薬を使用している。「とにかく便が出なくて気持ちが悪い」とのこと。
処方:ツムラ126番 麻子仁丸(ましにんがん)1回1包 1日3回
経過:2週間後「便が毎日すっきり出てとても気持ちが良い」とのこと。
最終的には酸化マグネシウムは中止し、麻子仁丸を1日2回の服用で調度良い排便となった。

70歳代女性
症状:便秘、腹痛、下痢
病歴:以前から慢性的に便秘、腹痛、下痢を繰り返している。大腸内視鏡などでは異常なし。過敏性腸症候群と診断され薬を服用しているが効果がないとのこと。冷え症で、冷たい飲食物で腹部症状が悪化する。お腹を温めると楽になるため腹巻きを使用している。
処方:ツムラ100番 大建中湯(だいけんちゅうとう)1回2包 1日3回
経過:2週間後「正常な便が出ている。腹痛もない。」以後,経過良好。

頭痛

【漢方症例】~頭痛~

30歳代女性
症状:頭痛
病歴:20歳代の頃から頭痛を繰り返している。片頭痛と診断され、トリプタン製剤を内服している。梅雨時期より週2〜3回へ増悪したため当院へ来院した。
頭痛は雨降り前に悪化するとのこと。
処方:ツムラ17番 五苓散(ごれいさん) 1回1包 1日3回
経過:1ヶ月後「天気が悪い日もほとんど頭痛はなかった」とのこと。

40歳代女性
症状:頭痛、不眠、月経関連症状
病歴:数年前から頭痛を認め、数ヶ月前からほぼ毎日認める。首・肩こりからの後頭部の痛みあり。3年前から不眠があり、半年前から睡眠薬を週に4,5日内服している。月経前のイライラや月経痛も認める。
処方:ツムラ24番 加味逍遙散(かみしょうようさん) 1回1包 1日3回
経過:2週間後「頭痛が週1,2回ぐらいに減った。首,肩こりも減った。」
1ヶ月後「月経前のイライラがなかった。睡眠薬は週に2,3日程度になった。」
3ヶ月後「頭痛はほとんどない。睡眠薬を飲まずに眠れるようになった。月経痛が2割ぐらいに減った。」

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